また今年もやってくる【梅雨】
家の中にいるだけでジメジメして落ち着きません。

住まいの嫌な湿気を防ぐには、風の滞留を防ぐことが大切です。
カンタンなことも、こまめにやれば効果は大きくなります。
湿気をためこまない習慣。今から始めませんか。

換気の際は窓をひとつ開けるだけでは風はうまく通りません。
ポイントは、風の通り道をつくってあげること。
窓などを工夫して風の「入口」「出口」を確保することで、
通風しやすい快適な家になります。

また、窓は全開にしたほうが効率よく換気ができるような気がしませんか？
でもそれは逆効果なんです。
息を吐き出す際に、「ハァ～」と吐き出す場合と「フゥ～」と吹いた場合を
比べてみれば分かりやすいと思いますが、
空気は狭い隙間を通り道としたときのほうが勢いよく入りこみ、
出ていくときは広い隙間の方がスムーズに出ていきます。

つまり、空気の入口は窓の隙間を小さくした方が勢いよく空気が侵入し、
空気の出口は窓を全開にした方が沢山入れ替えられる、ということになります。

窓やドアなどの数や位置によっては効率の良い換気が難しい場合もあります。
その場合は扇風機を使うこともひとつの手です。

また、風通しの良い家にするための夏におすすめのリフォームも紹介します。

①風向きに合せて窓をかえる
風向きによって風がうまく入ってこない窓も、
リフォームで開き方をかえることで風をキャッチしやすくできます。

②FIX窓を開く窓にかえる
明かり取り用の開かない窓をリフォームして開くタイプにかえることで、
風の出入口を増やすことができます。

③通風量の多い網戸にかえる
網糸がスリムな網戸「クリアネット」に変えるだけで通風量がアップします。

④通風雨戸にかえる
通風ルーバー付きの雨戸にすれば、
雨戸を閉めている時間帯でも風の出入口を減らさずにすみます。


換気の効率をよくすることでダニやカビの発生を抑え、
臭いなども素早く追い出すことができます。
また、二酸化炭素などの人体に悪影響のあるガスも外に排出され、
新鮮な空気を取り込むことができるので、
心身共にリフレッシュする効果もあります。

気持ちの良い空間で過ごすと気持ちが良いので、
ぜひ効率の良い換気を意識してみてください！